『憎いと思う事だってある。それが当然』育児を成し”遂げてしまった”お母さんが書いた”育児についての文章”が親の大事さ、子供の大事さを改心させてくれる

2015.08.31 impression

baby

 
 

 
何度もこぼされたおみそ汁。
おかずといっしょにぐちゃぐちゃにかきまぜておいて、もう食べられない、と残された見るのもいやになるお茶碗の中のご飯。
いくつコップを割っただろう、何度床を拭いただろう。
素足でご飯粒を踏んづけた情けない感触は今でも思い出すとぞっとする。
  
だけど、今大人まで後一歩の子供達を見ながら、思い出すのはあのまん丸の鼻水とよだれてべとべとの顔、何度も握りしめたえくぼのある手の感触ばかりだ。
  
あんなに毎日通った公園に、足を踏み入れなくなってもう何年経つだろうか。
一緒にお風呂に入って頭を洗ってやったのは、いつが最後だっただろうか。
  
もちろん、今だって一つ屋根の下、親子で暮らせば、楽しいことも嬉しいことも、あることはある。
  
でも、あんなに濃密でこれでもか、というぐらいの思い出が詰まった日々は、もう二度と来ないのだろう。
  
一人で自由に出歩くようになった今、電車の中で大泣きする赤ちゃんを必死であやしているお母さん、自転車の前と後ろに小さい子を乗せて、真っ赤な顔で自転車をこいでいるお母さん達を見ていると、思わず「大変ね。でも、今が一番かわいいのよ。」と声を掛けたくなる。
  
でも、きっと言わなくても大丈夫。
お母さん達は今、思い出をしっかりストックしているところ。
どんなに必死でも、目が回るほど忙しくても、そんな時間の隙間を縫って、こどもとお母さんの思い出はどんどんたまっていくのだ。
  
時はもどらない。
  
でも、思い出は消えずに、時を超えてずっと手元で輝き続ける。

引用:Twitter

 

 

 

子どもは大人になるにつれて、どんどん母親から離れていってしまいます。
そして子どもが成長し、離れていってしまったとき、当時のことを思い出して癒される日が訪れるのです。
 
育児はとても大変です。
しかし、この大変であった育児が懐かしい思い出になると思うと、大変な育児であっても前向きに取り組むことができる気がしますね。

 


Writing by S.Shingo of cadot


出典:DanceStudioViVid@Dstudiovivid


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