「雨を見たから…」認知症のばあちゃんを守れなかった…じいちゃんの悔しさとばあちゃんの取った行動の意味に胸が締め付けられる。

2015.10.18 impression

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じいちゃんとばあちゃんは2人で暮らしてた。
 
ばあちゃんはボケが進んでた。
じいちゃんが介護してた。
 
いろいろ大変だったみたいだけど、会話はできているようで、人が思うほど大変じゃないよって言ってた。
ばあちゃんの家に行くと、いろんな事が紙に書かれている。
 
「冷蔵庫は閉めましょう」
「電気は消しましょう」
「トイレは←」
「ふく、くつした↓」
 
とか、いろんな字がじいちゃんの手で半紙に筆で書かれていた。
書いてあれば守ってくれるんだって。
 
じいちゃんはいつも一緒にいてあげたけど、どうしても区役所とか病院に薬をもらいにとか出かける事がある。
心配だけど「外には出ないこと」と玄関に書いておけば、大人しく待っていてくれたんだって。
 
ある日、じいちゃんが出かけた。
もちろん玄関には「外には出ないこと」
それなのに、じいちゃんが戻ってきたら、ばあちゃんは家のすぐ前で車に轢かれてしまっていた。
 
救急車で運ばれた。
 

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