『いてくれるだけでいい』ダウン症を抱えた”あずさ”が母親に送るメッセージに涙が止まらない…。

2015.10.20 impression

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授業の最後に、私は決まって次の自作の詩を朗読します。
 

 
「あなたの息子は
 あなたの娘は、
 あなたの子どもになりたくて生まれてきました。
 生意気な僕を
 しっかり叱ってくれるから
 無視した私を
 諭してくれるから
 泣いている僕を
 じっと待っていてくれるから
 怒っている私の話を
 最後まで聞いてくれるから
 失敗したって
 平気、平気と笑ってくれるから
 そして一緒に泣いてくれるから
 一緒に笑ってくれるから
 おかあさん
 ぼくのおかあさんになる準備をしてくれていたんだね
 私のおかあさんになることがきまっていたんだね
 だから、ぼくは、私は、
 あなたの子どもになりたくて生まれてきました。」
 

 

上の娘から夫との馴初めを尋ねられ、お互いに学生時代、障がい児施設でボランティアをしていたからと答えたところ

 

 
「あぁ、お母さんはずっと梓のお母さんになる
 準備をしていたんだね」
 

 

と言ってくれたことがきっかけで生まれた詩でした。
 

昨年より私は特別支援学級の担任となりましたが、梓を育ててくる中で得た多くの学びが、いままさにここで生かされているように思います。
 

「お母さん、準備をしていたんだね」
という娘の言葉が、より深く私の心に響いてきます。
 
 
- 是松いづみ(福岡市立百道浜小学校特別支援学級教諭)
『致知』2013年2月号「致知随想」より -
 
素晴らしいお話です。
 
確かに、ダウン症であっても、それを”個性”として捉えることができるのならば、特別視する必要がなくなるのでは?と考えられますね。
 
やはり、子供の純粋で素直な心から学ぶことが多いことを実感してしまう、そんなお話でした。
皆さんの周りに様々な障害を患っている人がいましたら、このお話を聞いて感じたことを、ぜひとも実行してみてはいかがでしょうか。

 


Writing by S.Shingo of cadot


出典:幸せになるためのちょっといい話し・・・


画像引用元:http://www.japan-mmcc.com/after/


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