「私、もう少しここで頑張る…」転職を繰り返す女性がようやく逃げるのを止めた後、自分に待ち受けていた展開に泣き崩れる事に。

2015.10.29 impression

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その女性は何をしても続かない人でした。
田舎から東京の大学に来て、サークルに入るものの、すぐにイヤになって所属を変えるような人だったのです。
 
そんな彼女にも、やがて就職の時期が来ます。
 
最初の就職先はメーカー系企業。
しかし、勤め始めて3ヵ月で上司と衝突し、辞めてしまいます。
 
それ以降に就職する会社も「つまらない」、「やりたくない」、「私のやりたかったことじゃない」と就職しては辞めてしまうの繰り返しでした。
そうしたことをくりかえしていくうちに、彼女の履歴書には入社と退社の繰り返しとなってしまい、ついに、彼女を正社員として雇ってくれるところはなくなってしまったのです。
 
生活のためには働かなくてはならない!
 
結局、彼女は派遣会社に登録するのでした。
 
ところが派遣も勤まりません。派遣先の社員とトラブルを起こしては辞めてしまう….彼女の履歴書には辞めた派遣先のリストが長々と追加されるのでした。
 
そんな日々が続いたある日のことです。彼女に新しい仕事がやって来ました。スーパーのレジ打ちの仕事です。
 
当時のレジは今のような商品をかざせば値段を入力できるものではなく、いちいち値段をキーボードに打ち込まなければならず、タイピングの訓練を必要としたものでした。
 
ところが、勤めて1週間もするうちに「私はこんな単純作業のためにいるのではない」と考えるようになったのです。
 
そんなことを思っていた矢先、彼女のお母さんから電話がかかってきました。
 

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