「遅いな前の車…」前方の車に苛立つ母親。隣の息子が発した”一言”が胸に突き刺さる

2015.01.21 impression

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子供は、前方の車に苛立ちを感じている私に、こう言いました。
 
「大丈夫かなぁ」
「前の車の人、具合悪くなってたりしないかなぁ」

 
私が苛立っていた車を、体調が悪くてゆっくり走っているんじゃないかと、心配する言葉をつぶやいたのです。
 
その時、苛立ちを覚えていた自分を、心から恥ずかく思いました。
同じ物事を見ているのに、こうも見方が違った事に、強い衝撃がありました。
 
子供には、「思いやりのある子になるんだよ」「人に優しくなるんだよ」と教えているのに、自分はちょっとした事で苛立ちを覚えている。
まるで、子供が「人優しくなるんだよ」と私に教えてくれているかの様な、そんな感覚さえあったのです。
 
子供に、「そうだね、大丈夫かな」と優しく返しましたが・・・
内心は、強い反省を覚えた事が、今でも鮮明に記憶に蘇ります。
 
大人は色んなことを経験していて、あらゆる出来事を自分で解釈する様になります。
しかし時には、自分の都合の良い様に解釈をする事で、人として、大切なものを失くした解釈をしてしまう事も。
もしかしたら、そうした歪んだ解釈は、中々大人自身が自分で自覚する事はできないのかもしれません。
 
そして純粋な子供は、そうした事を私たちに教えてくれる、貴重な存在なのではないでしょうか。
 
子供から学ぶ事は、たくさんあります。
そうした学びに気付く事で、大人の私たちも成長する事ができる。
 
子育てとは、自分を育てる、大切な時間なのかもしれませんね。
 


Writing by Masaki Shinohara


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