お金を受け取ったアブドゥルさんは新しい人生を歩みます。
パン屋、レストラン、ケバブ屋を買い、16人の難民のための働く場所を作りました。
彼の9歳の息子は3年間学校にいけませんでしたが、ようやく通学できるようになり、アブドゥルさんの肩で眠っていた娘には笑顔が戻ってきました。
小部屋で3人暮らしだったアブドゥルさん一家はアパートへと引っ越すことができたようです。
そして残った寄付金は、まだシリアに残る彼の友達や家族の援助に使われたそうです。
「変わったのは私の生活だけではありません。子供や故郷の人々の生活も助けられるようになりました。」
と、募金をしてくれた人々に深く感謝をしているとコメントをしています。
どんな過酷な状況であっても、子供達と暮らすために毎日諦めずにペンを売り続けていたアブドゥルさん。
その努力する姿が世界の心優しい人の目に留まり、やがて彼だけではなく、彼の周囲の人々を助けることになりました。
どんなときも、自分のことだけではなく周りの人のことを考え続けるアブドゥルさんはとても素敵なお父さんですね。
新しい人生を歩みだしたアブドゥルさん一家に幸せな日々が訪れることを願います。
Writing by S.Shingo of cadot
出典:Twitter、Syrian Dad Selling Pens in Viral Photo Now Runs Three Businesses
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