脳死した最愛の娘…「この命を繋いで欲しい」両親が決断し、亡き娘に送った手紙の内容とは

2016.03.02 impression

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こちらがお父さんが娘に送った手紙です。
 
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◯お父さんから娘へ
 

 
Aちゃんが体調を崩してからお父さんとお母さん辛くてね。
毎日毎日神様にお願いしました。
目に見える物全てに、お山に行ってお願いして、川が見えればお願いして、海に向かっても…いろいろ神社なんかも夜中に行ってお願いしました。
最後には落ちている石ころさんたちにもお願いしたんだよ。
でもね、どうしてもAちゃんとお父さんを入れ替えることはできないんだって。
もう目を覚ますことはできないんだって。
もう長くは一緒にいられないんだって。
お父さんとお母さんは辛くて辛くて、寂しくて寂しくて泣いてばかりいたけれど、そんな時に先生からの説明でAちゃんが今のお父さんやお母さんみたいに涙にくれて生きる希望を失っている人の、臓器提供を受けなければ生きていけない人の希望になれることを知りました。
 
どうだろう?Aちゃんはどう思う?いやかな?お父さんやお母さんは悩んだ末、Aちゃんの臓器を困っている人に提供することを決めました。
もしいやだったらゴメンね。
お父さんもお母さんも臓器を必要としている人がたくさんいて、その人を見守る人たちがどんなにか辛く苦しい思いをしているか知っています。
もしその人たちにAちゃんが役に立てるなら、それは素晴らしいことだと思ったんだよ。
 

 

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