サラさんが見つけたのは、ゴミに囲まれて1人で寝かされているニカちゃんの姿でした。
そこには母親の姿はなく、完全なネグレクト状態。
サラさんはすぐさま小児医療センターにニカちゃんの受け入れを手配し、ニカちゃんは病院へと輸送されました。
しかし、ニカちゃんの障害はとても重く、さらには衰弱も激しかったため、1歳の誕生日を迎えられる可能性は低いと医師から告げられることに。
それでも懸命に闘うニカちゃんを、サラは離れることなく、側で見守り続けました。
そして、奇跡は起こります。
ニカちゃんはなんと長い闘いの末、一命を取りとめたのです!
そして半年後、サラさんがニカちゃんの正式な保護者となり、2人は一緒に渡米します。
サラさんがニカちゃんの医療ビザを手配していたため、その後も必要な医療を受けることが可能になったそうです。
それから2年が経った今、ニカちゃんは元気いっぱいに成長しているそうです。
サラさんの母親と向き合う姿勢、そしてニカちゃんを想う気持ちがなければ、彼女はゴミ山に囲まれた場所で亡くなっていたでしょう。
助かって本当に良かったです。
世界各国には障害があった場合、金銭的な理由から育てることができず、育児放棄してしまうことが頻繁に起こっているようです。
待望の子どもが障害を患っているだなんて考え難いかもしれません。
しかし、障害を抱えていようとも、1つの命ということに変わりありません。
精一杯の愛情を注いであげることが保護者の役割ではないでしょうか。
ニカちゃんに幸せが訪れることを願っています。
Writing by S.Shingo of cadot
出典:Instagram
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