駅のベンチに座る、見ず知らずのおばあちゃん。
電車が行ってしまった後なので、母が娘をベンチに座らせると・・・
そのおばあちゃんがおもむろに、
「ちょっとお手てを見せてごらん」
とその娘に笑顔で話しかけてきました。
人懐っこい娘は、「はい、どうぞ!」と笑顔で手を差し出します。
その光景を母も微笑ましくみていたのですが・・・
そのおばあちゃんの口から、思いも寄らなかった言葉が出るのでした。
「あら、この子は長生きしますねー。とても良い手相だ。うんうん。」
縁もゆかりもない、見知らぬおばあちゃんの一言。
しかしこの一言が、その時の母には、これ以上ない希望の光となるのでした。
娘が元気になるのかわからない、生きられるのかわからない不安を吹き飛ばす。
まさにそんな力が、おばあちゃんの言葉に込められていました。
その出来事があってから、もう一度会えないものかと、同じ曜日、同じ時間に駅に行ってみても、そのおばあさんの姿を見ることは一度もありませんでした。
「きっと、神様が姿を変えていらっしゃったのだと思うわ。絶望的だった私を励ましに来てくださったのよ。」
と、母は今でも娘に話をするそうです。
この話の娘さんが、このメールを送って下さった張本人です。
現在32歳で、持病を持ちながらも毎日元気に暮らしているとのこと。
こうして言葉ひとつで、一人の人間を救う事もある。
言葉の力を改めて感じさせてくれる、素敵なお話のご紹介でした☆
Writing by Yuki Kato of cadot
メール原文
画像引用元:seemsartless.com
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