th_station

駅のベンチに座る、見ず知らずのおばあちゃん。
電車が行ってしまった後なので、母が娘をベンチに座らせると・・・
そのおばあちゃんがおもむろに、
 
「ちょっとお手てを見せてごらん」
 
とその娘に笑顔で話しかけてきました。
 
人懐っこい娘は、「はい、どうぞ!」と笑顔で手を差し出します。
その光景を母も微笑ましくみていたのですが・・・
そのおばあちゃんの口から、思いも寄らなかった言葉が出るのでした。
 
「あら、この子は長生きしますねー。とても良い手相だ。うんうん。」
 

縁もゆかりもない、見知らぬおばあちゃんの一言。
しかしこの一言が、その時の母には、これ以上ない希望の光となるのでした。
娘が元気になるのかわからない、生きられるのかわからない不安を吹き飛ばす。
まさにそんな力が、おばあちゃんの言葉に込められていました。
 

その出来事があってから、もう一度会えないものかと、同じ曜日、同じ時間に駅に行ってみても、そのおばあさんの姿を見ることは一度もありませんでした。
 
「きっと、神様が姿を変えていらっしゃったのだと思うわ。絶望的だった私を励ましに来てくださったのよ。」
 
と、母は今でも娘に話をするそうです。
 
この話の娘さんが、このメールを送って下さった張本人です。
現在32歳で、持病を持ちながらも毎日元気に暮らしているとのこと。

 
こうして言葉ひとつで、一人の人間を救う事もある。
言葉の力を改めて感じさせてくれる、素敵なお話のご紹介でした☆
 


Writing by Yuki Kato of cadot


メール原文


画像引用元:seemsartless.com


Cadot(カド)は、心暖まるキュートな話題を
毎日あなたにお届けします。

ステキと思ったら、是非フォローして下さい
 

 
【あなたのストーリーを広めませんか?】
Cadot-カド-では、読者様の心暖まる話や心に響く感動話を募集しています。
Cadot-カド-で取り上げて欲しい話がありましたら、こちらまでメールをお願いいたします☆
 
※採用された場合、公開前に記事内容の確認のメールを差し上げます。
また、全ての話を採用する訳では御座いません。予めご了承くださいませ。

 
【本記事の無断転載について】
本記事は、読者からの寄稿または取材を元に弊社専属ライター及び弊社契約ライターが作成した記事になり、記事の著作権は弊社のみに帰属します。
キュレーションサイト、バイラルメディア、まとめサイト、ニュースサイト、ブログなどへの本記事コンテンツの無断での部分引用・全文引用・流用・複写・転載について固く禁じます。
無断掲載が確認された場合、法人・個人問わず弊社が別途定める掲載費用をお支払いいただくことに同意されたものとします。
※著作権法に定められる一般的な「引用の目的上正当な範囲」(参考リンク先『審友会』引用説明1~4における全ての条件を満たす範囲)での一部引用については、この限りではありません。