そしていよいよチョリータは新しい家に移ることになりました。
チョリータのために集められた募金により、ADIがアマゾンにメガネグマのための特別な施設を作ったからです。
そこではメガネグマの為に作られた、自然環境に似た環境で過ごすことが出来ます。
そこには熱帯林に囲まれた洞窟とプールが備えられています。
他の保護された動物とともにアンデスを超えて、3日かけてアマゾンに移動しました。
密猟者に捕らえられ、サーカスに連れていかれてから約20年ぶりとなる自然の匂いをチョリータは満喫しています。
この後ADIはさらに、3頭のひどい状態で見つかったメガネグマを保護し、チョリータと同様に自然に返せるよう努力しているとのことです。
これらの活動は、ADIがペルーの官庁と協力して行っているもので、スピリット・オブ・フリーダムと呼ばれています。
全てのサーカスが虐待をしているわけではなく、昔に比べるとサーカスの飼育環境も改善されてきているようですが、未だにこういった虐待が一部のサーカスでは行われていることも事実。
こういった現実から目を背けることなく、一人でも多くの人がこの問題に関心を向け、考えてくれることを願います。
Writing by Y.sato of cadot
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