もうすぐ3歳となる男の子イライジャ。
一見どこにでもいる普通の男にしか見えませんが、彼は生まれる時に既にとても大きな試練を乗り越えてきたのです。
イライジャの母親にとって妊娠したことは、嬉しくて仕方がありませんでした。
しかしその喜びも束の間、数週間後に悲しみへと変わったのです。
妊娠20週目に検診のためにスクリーニングをすると、医者はあるものを発見します。
胎児の肺の中で腫瘍ができていたのです。
ものすごい早さで大きくなっており、その大きさは胎児の頭の大きさくらいにまで成長していました。
母親は大きな決断を下さなければなりません。
お腹の中の赤ちゃんを救うには子宮内で手術をしなければならなかったのです。