イギリスのサリー州に住む5歳の少年、モーガン・ビショップくん。
彼は生後4ヶ月からとても酷いアトピー性皮膚炎に悩まされています。
5歳の頃の男の子といえば遊びたい盛り。
しかしモーガンくんは学校で授業を受けるのさえ困難な状態。
鉛筆を持てば手のひらから全身へと激しい痒みに襲われ、放課後には足の踵と膝の裏はアトピーの乾燥でひび割れ状態に。
その状態だと、数歩歩いただけで足に激痛が走る為、学校の登下校などの移動手段は電動スクーターを使っています。
全身に広がるアトピーのせいで、モーガンくんは勉強も、友達と遊ぶこともままならず、辛いことに眠ることさえ困難な日もあるのです。
しかも、モーガンくんの苦しみはこれだけではありません。
彼は玉子やナッツ、乳製品などの食品アレルギーを始めとして、なんと20種類以上のアレルギーと、ネフローゼ症候群(腎機能疾患郡の総称)を持っています。
モーガンくんがこの状態では一人にするワケにもいかず、母親であるダナさんは仕事を辞めて付きっきりの状態。
ビショップ家は、モーガンくんを中心とした生活を送っています。
そんな息子のことをダナさんはこのように書き綴りました。
モーガンは、これらの症状のせいで、個性の一部を失いました。
私たちに普通の生活はありません。
モーガンの敏感すぎる肌には、寒くて乾燥する冬も、暑い夏も、花粉症の季節も全てが地獄となるのです。
私たちに普通の生活はありません。
モーガンの敏感すぎる肌には、寒くて乾燥する冬も、暑い夏も、花粉症の季節も全てが地獄となるのです。