保健所の中で悲しそうな表情で里親を待っていたネコの「ベンベン」。
野良猫だったベンベンはシェルターへやってくる前に、大きな動物に襲われたため、背骨は骨折し、体にはいくつもの裂傷、そして片耳は潰れてしまっていました。
その姿はベンベンはとても苦しい生活を送っていたことは一目瞭然でした。
彼自身も死期が近いことを悟っていたのでしょうか。
常に悲しみの表情をしていたそうです。
そんなベンベンを地元の保護施設が引き取り、里親を探してくれることに。
しかし、獣医に見てもらったベンベンでしたが、これから先歩くこともできず、痛みと戦い続けるだろうと診断されたのです。
その後も里親探しは続きましたが、見つからず。
とうとうベンベンは保健所へと戻されてしまうことに。
いつの日かご飯を食べなくなり、水を飲まず、動くことすらしなくなってしまったベンベン。
その姿を見かねた保健所は「安楽死させてあげよう」と苦渋の決断を下しました。
しかし、そんなネコが保護されていることを知った別の動物病院のスタッフはベンベンを引き取ると申し出たのです。
それはベンベンが安楽死させられる前日のことだったといいます。
ベンベンはついに温かい家庭へと迎えられることになりました。
今まで悲しい表情であったベンベン。
彼女の家で過ごし始めてからわずか1時間で驚きの変化が…