私は、この妊娠が初めてではなく、前回流産していました。
とても妊娠し難い体質で、何度か夫と病院へ通い、不妊治療を続け、やっと出来た待望の赤ちゃんだったのです。
そんな苦悩を共に歩んで来てくれた夫だっただけに、妊娠が発覚した時はより喜んでくれました。
そして、毎日お腹に耳をあてて話しかけ、今か今かと赤ちゃんが生まれるのを心待ちにしていました。
でも実は、既にその時私は2回目の流産…
お腹の中の赤ちゃんは既に亡くなっていたんです。
申し訳なくて、辛くて、夫にまた悲しい思いをさせると思うと、どうしても言い出せないでいました。
言うタイミングを逃した事もありましたが、このままだとずるずると日だけが経って行く。
「ちゃんと打ち明けなきゃ」そう決心して夫に切り出しました。