引きこもりを5年間続けた21歳の息子が突然リビングへ・・・そこで渡された『アル物』に泣き崩れる。

2017.08.23 impression

sam2

 

「どうした・・・?」
 
突然やってきた息子に、なんて言葉を投げかけていいかもわからない。
妻も驚きながら、私のところにやってきました。
息子がきたことに戸惑いを感じてしまう自分にも、強い嫌気がさします。
 
すると息子は、ボソッとした声で、「これ」と言いながら、手に持っていたものを差し出し、再び部屋に戻っていきました。
 
息子が渡してきたのは、何か文字が書き綴られている、一枚の紙きれ。
 
そこには、私たちを思いやる、優しくも儚い息子の心の声が綴られていました。
 

 
お父さん、お母さん
 
こんな息子に毎日食事を作ってくれてありがとう
こんな息子に毎日声をかけようとしてくれてありがとう
こんな息子に毎日生きてと思ってくれてありがとう
 
このままじゃだめなのは、自分自身よくわかってる
けど、自信がない
人と話すのも、触れるのも、本当にすごく怖い
これを書いている今も、手がふるえる
多分、渡すときも、手がふるえる
こんな自分が恥ずかしくて、しょうがないから、一人でいるしかないんです
 
最低な息子でごめんなさい
でも、この家に生まれてよかったと心から思っています
こんな息子を見捨てないでくれて本当にありがとう
 
少し時間がかかるかもしれないけど、少しずつお父さんとお母さんと話したいです
その時は、どうか暖かく応援してやってください

 

 

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