いつも、お母さんに電話をしては電話口にチロルを出してもらって元気をもらう。
お母さんの話では、私が上京してからは、心なしかチロルに元気が無くなってしまったそうです。
家の中だと全く動かなくなってしまったチロルの健康を気にかけ、外の庭にチロル専用の放し飼いに出来るスペースと冷暖房付きの犬小屋をこしらえ、家の中とはいつでも行き来ができる様にしてあげたそうです。
しかし、それでもやはり元気が無くなったのは、私が居なくなってしまったからだと…
お母さんが驚いていたのは、不思議と私が電話越しに話しかけると尻尾を目一杯振って喜んでいたという事。
しかし、上京してしばらくすると、こちらでも友達が出来、段々と生活に慣れ始め実家に電話をする回数もどんどん減ってしまいました。
その時は気付かないものですが、後にとてつもなく後悔をする事に。