露骨に嫌な顔をしながら祖父の介護をする介護士。それを見た娘が呟いた一言に、改めて老人への接し方を学ばされる

2015.04.10 impression

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私の祖父は、現在特別養護老人ホームにお世話になっています。
 
父は既に他界しており、母は病弱ということもあり、祖父の介護には私も非常に密接に関わってきました。
ただ、とても気性が荒い祖父。
認知症もあり、正直私自身、祖父の事が本当に苦手で、ずっと苦しい想いをしながら祖父の面倒を見てきました。
 
老人への接し方というのは、とても難しいもの。
もちろん、頭の中では、優しくしてあげなきゃという考えがあるのですが、いざ実際に介護に関わる様になると、想像もできなかった程に苦しい経験が襲ってきます。
表現しがたい、醜い姿も何度も見させられるので、どうしても祖父に対しての愛情を持つ事ができませんでした。
 
特養に入居してからは、だいぶ私自身の負担が減りました。
ただ、正直少しスタッフの方々の対応が「雑」な部分がありまして。
表情が怖かったり、たまに入居者と接するときに舌打ちの様な音が聞こえたりと、決して丁寧とは言えない対応だったのです。
 
でも、それでも毎日多くの老人を介護する大変さがわかってしまうからか、そうなっても仕方がない位にしか思っていませんでした。

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