同棲中の彼と、ペットを飼う事に。しかしペットショップに誘うと、急に彼が表情を強張らせ、考えもしない言葉を口にした。動物の命の大切さを考える

2015.04.24 impression

pw

 

「うーん、ちょっとなぁ…」
 
何かモヤモヤと考え込む様にし、やんわりと誘いを躱している様に思えました。
 
当然私としては、乗り気になっているこの気持ちが抑えられません。
ちょっと駄々を捏ねながら、なんとか彼をペットショップに連れ出そうと言葉を交わします。
 
「猫、飼いたくなくなったの?」
「いやそういうわけじゃないけど…」
「出かける事自体がいやって事?」
「いやそうじゃなくて…」

 
彼のはっきりしない態度に、少しずつ苛立ってしまう私。
そうして一向に会話が前に進まない事に、結局私がふてくされてしまったのでした。
 
そんな態度に気づいたのか、「ちょっと聞いて」と、私に話しかけます。
 
そしてその後に出てきた言葉は、私がその時全く考えもしなかった、思いがけない言葉だったのです。
 

 

 
猫を飼うなら、保健所から猫を引き取りたい
 

 

全然考えもしなかった言葉に、「えっ?」と聞き返してしまう私。
彼が考えていた事は、「もっともっと動物を大切に思わないと」という、私が考えていた動物愛よりもはるかに大切な事でした。

 

 
ペットショップにいる猫も犬も、もちろんすごく可愛い。
可愛いから、みんなほとんどちゃんと飼い主に引き取られるでしょ。
だから俺たちがそこで買わなくても、みんなちゃんと幸せになれると思うんだ。

 

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