女性が大将に「この鉄火巻き、本当に美味しいですね。お家でも、こんな風にお寿司を作りたい時はどうやったらいいですか?コツありますか?中々素人には難しいですかね…」と話しかけました。
すると大将はこの女性に向かって「笑わせるね。そりゃ無理だわ、当たり前。」とぶっきらぼうに答えたのです。
この女性は、本当に美味しいからちょっとしたコツがあればと思い聞いたのでしょうが、大将のまさかの返しにたじたじ。
続けて大将は「そんなもんこちとら延々と修行重ねてやってきてるんだ。やすやすとコツなんぞ教えれたら苦労ないもんだ。」と嫌味に小笑いして言い放ちます。
もちろん、プライドや魂を持ってお寿司を握っている大将の気持ちも分かりますが、何も客に向かってそんなに言わなくていいのに…と思いながら私は気分悪くなりつつ黙ってお寿司を食べていたのですが、まだ大将は言い足りなかったのかさらに女性に嫌味ったらしくぐちぐちと話します。
ちょっと聞いただけなのに、ここまで言われると思っていなかった女性は食べかけの鉄火巻きにも手をつけず、すみませんと恐縮するばかり。
さすがに言い過ぎだろ!と不快に感じた私は大将に一言いってやろうと決意した瞬間、横にいた若いカップルが先に口を開いたのです。