ランチパックにはカビが生えない理由が隠されていました…

2015.10.16 topics

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その理由には、『家庭でパンを作った』ということが要因だと、鈴鹿医療科学大の長村洋一副学長は話します。
 
パンは、保存料を使用しなくても、衛生環境に配慮した工場の無菌的な環境で製造された場所であれば、カビは発生しにくく日持ちはいいそうです。
 
一方、家庭で作る場合、台所は工場に比べカビの繁殖しやすい環境であったり、素手で触ったりすることがカビの繁殖に繋がるそうです。
 
カビの発生する最大の原因は、作る家庭の人間による汚染であると話しています。
 
大手パンメーカーである、【山崎製パン】の場合、パンを焼いた直後は完全に自動化されており、人の手で触れないようにし、『カビにくい』衛生環境を配慮し工場で作られているからだそうです。
 

保存などの添加物は【人体に影響を及ぼす】という意識を持っている人が大勢いるため、そういった添加物について、敏感になってしまうこのご時世。
 
カビは大きく批判されるのは、「カビよりも添加物の方が怖い」という消費者心理が働いているからだと言えます。
 
しかし、現在は発ガン性物質である添加物の利用は、認められておらず、

 

 
『添加物について厳しい規制があり、一生の間、毎日食べ続けても安全な量しか使えない。また、規制が守られているかも厳しくチェックしている』
 

 
と、東京大学名誉教授(薬理学)で食の安全・安心財団の唐木英明理事長は話します。

 
家庭で作ったパンに、すぐにカビが生えてしまうのには、このような理由があったからでした。
確かに、完備された工場に比べ、自宅のキッチンは完璧な衛生状態とは言えません。
それゆえ、菌が繁殖し、カビの発生へと繋がるということになるのです。
 
安全であると証明された添加物を使用した食品を食べるよりも、少量でも人体に影響の出る『カビ菌」のほうが、よっぽど危険ですね・・・
 
皆さんも、自宅でパンを作るときに、パンを長期保存するようでしたら、できるだけ衛生上問題ない場所で、手袋などを着用することで、少しでも長く日持ちするパンができるかもしれませんね。
 


Writing by S.Shingo of cadot


出典:SankeiBiz


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