痴漢被害に遭い続けた女子高生。卑劣な痴漢被害を抑止させるために”あること”をして以来、一度も痴漢されることがなくなった!

2015.11.05 topics

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今回ご紹介するグッズは、『痴漢抑止バッジ』
 
この痴漢抑止グッズはまだ販売されておらず、株式会社クラウドワークスと女子高生の共同で行う「痴漢抑止グッズを普及を狙ったプロジェクト」という段階ですが、11月11日よりデザインコンテストの公募が始まるそうです。
 
デザインコンテストを行うことで、多くの痴漢被害者の実態に目を向けてもらいたという想いがあるとのこと。
 
株式会社クラウドワークスは、このプロジェクトを始動するにあたり、「痴漢抑止グッズ」プロジェクトについての記者発表を行いました。
 
その記者発表では、考案した女子高生の手記も発表されましたので、以下に引用します。

 

 
記者の皆様
高校に入学して電車通学するようになってから、痴漢に遭うようになりました。私は見た目も地味で、特別目を引くようなタイプではありません。それなのに、なぜ自分がこんな目に遭わなければならないのか、今でもわかりません。高校の友人に聞いても、私のように頻繁に痴漢に遭う人がいなくて、自分と周りとの違いは何なのか、なぜ自分がこんなに狙われるのか、どうしたら狙われなくなるのか、ずっと考えていました。
防犯ブザーや、「痴漢です」と音の出るマスコットを持ち歩いたり、同学年の男子生徒に頼んで一緒に帰ってもらったり、様々な工夫をしましたが、どれも効果がなかったり、続けるのが難しいものでした。もうどうすればいいかわかりませんでした。
初めて痴漢に遭ったのは、高校に入学してすぐのことでした。まだ電車通学に慣れていなかった頃、ホームの端の女性専用車に乗らずに普通車両に乗ってしまい、見知らぬ男性にお尻を触られました。車内は満員で、どうする事も出来ずに泣き寝入りしました。最初の頃は、本当にショックで、学校に着くと担任の先生に泣きついてしまう事もありました。
下校時は女性専用車がないので、痴漢に遭うことが多かったです。私をドアに押し付け逃げ道をなくし、降りるはずだった駅を過ぎて知らない場所まで連れて行かれたこともありました。その時はパニック状態で、降りた駅の名前も覚えていません。よく家まで帰れたと思います。そのほかにも、両手でつり革を持ち周囲に気づかれないように股間を押し付けてくる人。やめてくださいと言っても知らん顔で、両手を上げているので周りも無反応。こういうタイプは対処の仕方がわかりません。
そうして一年が過ぎ、段々声を上げられるようになりました。それでも無視するか、「やってないよ!」と言って逃げていく人ばかりでした。これではらちが明かない、今度は勇気を出して痴漢を捕まえてみようと思いました。そして忘れもしない、バッジを作るきっかけとなった事件が起こりました。
 

 

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