「今は痴漢に遭わなくなったけれども、これまでの状況で傷ついています。痴漢に遭っても声をあげられなかったこと、声をあげても誰にも助けてもらえなかったことで『自分はクズのような存在』だと思っているとも聞きました。彼女は『自分が行動しない限り誰も助けてくれない』と思って行動しました。バッジをつくったのは価値のある行動だと彼女に思ってほしいし、多くの人に届けたいと思い、プロジェクトを起ち上げました」
「このバッジがすべての人に受け入れられるとは思っていません。なくてすめばそれでいい。でも切実に痴漢をやめてほしいと思っている子たちも実際にいます。中学生や高校生が被害に遭っています。(バッジをつくった背景には)痴漢の犯人を捕まえてほしいわけではなく、やめてほしいだけという気持ちがあります。痴漢を行う犯人は、泣き寝入りしそうな子を選んでいます。(被害者は犯人を)捕まえるのも、『やめてください』と言うのも逆ギレされそうで怖い。でも実際に被害に遭う前に、(泣き寝入りしないという意思表示で)相手が引いてくれたらそれでいいんです」
確かに、バッジはすべての人に受け入れられるものではないのかもしれません。
「マタニティマーク」をつけていたら嫌がらせを受けたなんて話も良く聞きます。
それゆえ、バッジをつけることで嫌がらせを受けるのでは?と感じてしまい、つけることを躊躇するかもしれません。
しかし、少しでも痴漢を抑止したいという気持ちから動き出す「Stop痴漢抑止プロジェクト」
クラウドサービスを使用することで、より多くの議論がされて、そして多くの人の目につくこととなります。
その結果、誰もが使用しやすいグッズになり、電車やバスの中で「痴漢」というものを気にしなくてよくなることを期待しましょう!
Writing by S.Shingo of cadot
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