こちらが、販売されている本です。
旅の開始直後、香港から中国入国を試みる猿岩石は、ビザがないため、香港市街に引き返します。
そのまま、ビザ発行まで野宿5連泊を強いられている場面があります。
この行動に対し、筆者は、
“わざわざ香港に戻らなくてもビザは中国の国境で簡単にとれるのだ。それでは絵にならないので引き返した。”(p.20)
“825香港ドルには中国の次に入国するベトナムのビザ代も含まれていた。”(p.20)
と綴ります。
つまり、ビザ発行に時間を要したのは、二国のビザを取ったためだと言います。
その後、ベトナム、ラオスを経由してタイへと入国した猿岩石は、入国早々に地元警察に逮捕されるというハプニングが。
その逮捕理由が、地元に家電を押し売りする日本人グループが出現し、間違われたためとされていますが、この出来事に対し、
“アホかいな、日本人がこんな所で電化製品をたくさんもってうろうろしていたら、強盗にあって命までとられてしまう。こんな話、誰が信じるんだろう。”(p.45)
と綴られています。
さらに、猿岩石が捕まった場所はペットチャブリというバンコクから200キロほど南に行った場所で、ラオスから向かったとするならば、一度バンコクを通り抜ける必要があり、旅のルートに整合性がないと指摘します。