この火災事故を「収れん火災」と呼び、凸レンズ状の透明な物体、あるいは凹面鏡状の反射物によって一点に集中した太陽光が、可燃物を発火させることにより発生する火災です。
火災の発生原因全体を占める割合は決して高くありませんが、年間で十数件ほどの事例が見られ、火災の原因としては無視できません。
東京消防庁 消防技術安全所により、この「収れん火災」について鏡を使用し、黒い布に太陽光を照射したところ、なんとたったの『8分半後』に黒い布から煙が出はじめたのです!
この火災事故、鏡や花瓶だけではなく、ペットボトルでも十分に起こりうる可能性があるようです。
太陽の光が原因ということから、夏場に起こりそうな火災事故に思えます。
しかし、「収れん火災」は太陽の高度が低くなり、部屋の奥まで光が差し込む冬場の午後3時頃が最も火災になる可能性が高いようです。
このような「収れん火災」が発生しやすいこの季節、太陽光の差し込む窓際には鏡や花瓶などを置かないようにするだけで、出火の可能性をグンと下げることができます。
皆さんも一度部屋を見回してみて、鏡や花瓶などが置いてあれば、そこから太陽光を反射させてしまう可能性がありますので、ご注意を!!
Writing by S.Shingo of cadot
出典:TBSニュース
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