行方不明になってしまったカリーナですが、実は彼女にはある御伴の存在がありました。
その御伴とは愛犬のナイダです。
一見頼りなさそうに見えるメス犬のナイダですが、カリーナの両親はこの愛犬ナイダに望みをかけました。
しかし大規模な捜索が行われたものの、少女の行方が分からないまま10日が過ぎると、誰もが希望を失いかけていました。
それもそのはず、この地域では7月でも寒く、夜は0度まで冷え込むこともあるのです。
そんな過酷な環境下で3才の女の子が10日間も、ましてや熊やオオカミの出没する森から帰ってこないとすると…
しかし11日目、事態は大きく変化することに。
カリーネと一緒にいるはずだったナイダが突然村に戻ってきたのです。