その時、実は夫と離婚をしてすぐの事。
職場の部下と不倫をし、そのまま私とまだ幼かった息子を捨てその女性の元へ行ってしまいました。
この先女手一つで育てて行かなければいけないという不安はありましたが、私自身迷いはなく、何があっても息子と2人で生きる。
そう強く決意していた矢先だったのです…
それまで強く固い意志があった自分の弱さを知りました。
息子の腕が片方無くなる。
息子が死ぬかもしれない。
息子かいなくなる。
息子が死ぬかもしれない。
息子かいなくなる。
そんな事が頭を駆け巡り、1人で悲しみ嘆きました。
しかし、私が悲しんで嘆き続けても無意味なこと。
母親として気をしっかり持ち、これがまず初めに私と息子に与えられた試練なのだと気持ちを奮い立たせ、何とか腕切除を避けられないかと担当医と話し合い治療法を模索しました。
ですが、現実は残酷だったのです。