「あちらのお客さんへ、一杯。」夜のバーで昭和風に気取ってみたら…とんでもない事になった

2016.03.11 topics

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マスターの懐に入る

 
いきなり質問攻めをすることが無礼だということぐらいは、BAR初心者の僕でも分かる。
 
それに相手も警戒して本音で語ってくれないだろう。
 
まずは自分がBAR初心者でBARでの礼儀作法を何も知らないこと、どういう経緯でこのBARに来たのかを伝えた。
 
すると、最初は警戒していたようにも見えたマスターが、熱く色々と語ってくれた。
 

質問の趣旨

 
まずは自分自身の今回の質問の趣旨を伝えた。
当初やろうとしていたことも含めて、ズバリ”BARで格好を付ける方法”だ。
 
この質問に対しては即答された。
 

 
「そもそも格好を付けようとするのが間違っている。
格好は付けるものじゃなくて自然と付くものだ。」
 

 
この言葉には正直ハッとさせられた。
確かに人前で頑張って格好を付けようとすることも大事かもしれない。
しかし、その姿振る舞いが格好良いのか格好悪いのかを決めるのはそれを見ている周りの人達だ。
 
格好を付けるのは自己満足であって、本物は格好付けなくても周りから見ると格好良い存在であるものだ。
 

BARのルール

 
そして僕自身が最初に躓いた、BARで恥をかかない為のオーダーの仕方を聞いてみた。
 

 
「初めから恥をかかずに上手くやろうとしていることが間違ってる。
誰だって最初は分からないのは当たり前だから、どんどん聞けばいい。
初めから上手くやろうとしても周りからはバレている。」
 

 

 
「今の若い子たちに多いのは”オススメで”という丸投げのオーダー。初めて来店する人でまだこっちもその人の好みが分かっていないのに、オススメと言われても正直分からない。仕方なくその人の年齢とか雰囲気をみて出す時もあるけど、その人に一番合ったお酒を出す為にも自分の好みは少しでもいいから伝えて欲しい。」
 

 

 
「飲み慣れている人は、自分の好みのお酒をまず伝えてきてそれを一杯飲んでから、もう少しきつめとがいいとか詳細な好みを伝えてくるかな。そうやって細かい要求をしてくれるお客さんの方がこっちもやる気になる」
 

 
色々と熱く語ってくれたので、お酒が入った状態で会話の内容を記憶するのに必死だった。

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