賞味期限が切れていないからといって余った粉を使った方々は、アレルギー症状(アナフィラキシーショック)が起こってしまい、じんましんや皮膚の痒み、呼吸困難などを発症してしまうケースが多くあるそうです。
そしてこの症状は最悪の場合、命を落としてしまうこと・・・。
このアレルギー症状を引き起こす原因となったのは、小麦アレルギーではなく、
『ダニ』
なんと長期保存した粉の中に、コナヒョウヒダニやケナガコナダニというダニが潜んでいることがあるそうです。
病院からは、
ダニアレルギーのある人が、ダニが大繁殖した粉を使って作った料理(ホットケーキ・お好み焼き等)を食べて、のどが腫れたり、ひどい喘息が起きたりして呼吸困難となった症例が少数ですがみられています。こうなると命にも関わるため、注意が必要です。引用:荒尾市民病院
と注意喚起がされるほど。
台所の下は暗くて適度の湿度を好むダニたちが多く繁殖しています。
そんな場所にでんぷんやタンパク質の含むお好み焼き粉やホットケーキミックスを保管してしまうと、ダニの餌になってしまうそうです。
そして、このダニは繁殖力がとても強く、ダニの死骸や卵、糞便にも抗原性を有し、これらは加熱でも抗原性に変化はありません。
その中でもケナガコナダニはとても小さく、肉眼では粉と全く区別がつかない大きさなため、多くの方がそのまま食べてしまうのそうです。
聞いただけでも背筋が凍ってしまいますね・・・。
今回、お好み焼きの粉を台所の下に放置したという実験の映像ありましたのでご紹介します。