自宅の中に残りながら逃げ後れてしまったおじいちゃんは、「ある場所」に移動します。
それは・・・
「浴室」です。
浴室に移動すると、『バスタブ』の中に身体を収め、風呂蓋を占めてジッと身を丸めて潜んでいました。
このバスタブが、おじいちゃんの命を守る事になったのです。
竜巻が自宅に直撃し、あらゆる破片が飛び交う中で、バスタブが身を守ります。
結果的に、軽傷程度の怪我で済むことができたのです。
奇跡的な生存を遂げた事に取材が殺到し、日本の番組でも取り上げられる事になったこの出来事。
実際に防衛大学校地球海洋学科教授・小林文昭氏も、こちらのコラムで、バスタブへの避難の有効性を語っています。
竜巻によって家は壊れてしまいましたが、おじいちゃんが生き伸びる事ができたという事は、もしかしたらその家がおじいちゃんを守ってくれたのかもしれませんね。
Writing by Yuji Miura
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