そうして、30分ほど弱火でコトコト煮込み、カレーの水分を飛ばす。
これで旨味が凝縮され、深い味わいのカレーになるのだ。
そして30分ほど経過し、出来上がった!
見た目はもっとエグい仕上がりになるかもしれないとビビっていたが、結構普通。
美味そうだ。
しかし、カカオの臭いは取れない。
やはり入れすぎだったのだろうか・・・。
混ぜていくと、何やら白い物体が・・・
ヨーグルトだろうか。
そして、やはりバナナは煮込む過程で溶けて消えて無くなった。
そんなこんなでとても美味そうなカレーが出来上がったのだ(チョコ臭を除けば!)
ちょうどカレーが出来上がる時間に合わせご飯の準備もしていた私は、早速隠し味満載のカレー食べようと思う。
こちらが、今回生み出されたカレーライスだ。
美味い隠し味をふんだんに使っているのだ。
不味いはずがない。
一晩寝かしておきたいのは山々だが、早速頂こう。
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あれ?
もう一口・・・。
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ごちそうさまでした。
結論から言おう。
旨い。
口に入れた瞬間は甘みが広がるため、とてもまろやかな口当たり。
しかし、あとからガツンと辛さが来る。
このバランスがいい感じだ!
これはクセになる!
だがしかし、唯一の難点がある。
チョコ臭だ・・・
なんだコイツ、邪魔しやがって・・・。
そんなことを思いながらカレーを完食した。
予想外の完成度であった。
私は正直、隠し味がたくさん入ってしまうことで、カレーの中に味が隠れ切らない、主役が何かわからないカレーになるのではないかと思っていた。
しかし、いざ食べてみると非常にバランスの良い味わいに。
これは非常に嬉しい誤算である。
とはいえ、やはり旨いカレー屋さんのカレーの味付けとは大きく違う。
カレー屋さんのカレーはとてもパンチの効いたスパイスに、野菜や肉の旨味がしっかり溶け込んだ味付けなのだ。
こんな即席の隠し味だけでは、やはり近づけない。
完敗である。
しかし、一手間加えることで味に大きく変化が表れる隠し味たち。
好みはもちろんあるかと思うが、普段の食べているカレーに飽きてしまった方は、ぜひ挑戦してみては如何だろうか。
その際には、くれぐれもチョコを入れすぎないように・・・
それだけは必ず守って頂けたらと願うばかりである。
Writing by S.Shingo of cadot
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