学生時代の話だが、ある時友人にパーティーに誘われた。
”パーティー”というワードは、日本人の我々にはあまりピンとこないワードだと思う。
僕も思わず「パーティー?」と聞き返したぐらいだ。
僕たちが想像する”パーティー”は、誕生日や結婚式に関係するような何か特別な時に行われるものではないだろうか。
しかし、僕が誘われた”パーティー”はそのどちらでもない。
単に友達が友達を誘って知らない人たちが一同に同じ空間に集まり、飲んだり、食べたり、踊ったり、何かゲーム的なものをやるそうだ。
「へー、めっちゃアメリカン。」
と思わずとてもチープなコメントを口走ってしまったが、それもそのはず。
彼は外国語を主とする大学に通っており、周りは外国から日本にやってきた留学生で溢れているからだ。
しかし、そんなインターナショナルでも社交的でもない僕は、その空間にいる自分を想像するだけでも恐ろしく、最初は軽く断ろうと思っていた。
「俺英語とか喋れないし、そんな空間にいっても浮くだけだわ…」
「大丈夫、ほとんど日本人だから。それに俺の知り合いの可愛い子いっぱいくるよ?」
行った。