急に風邪をひいてしまって…という正統派なパターンの嘘をつこうと思ったが、陰湿なマサヒコの性格上、「診断書持ってこい」と間髪入れず冷静なツッコミを入れてくるのが想像出来た為、却下。
「鍵穴にいたずらされて鍵が閉められなかったんです」という不可抗力を装い、相手の同情をひくパターンの嘘はどうか。
シュミレーションしてみた結果、「そんなん俺には関係ねえよ」という非情かつ冷静な答えが返ってくることが容易に想像出来た為却下。
マサヒコは手強い。
「服が一つもかわいていなくて着替えれなくて・・・」というテヘペロな抜け感を出すのもあり…いやナシだ。
今これを使っても火に油を注ぐだけだということが、さすがの僕でも容易に想像できた。
「携帯電話の電池きれててアラームが鳴らなくて・・・くそ!この携帯がバッテリー切れていやがって、僕を起こしてくれなかったんすよ!」
白い目で見られるだけだ。
おばあさんが歩けなくなってたんで、一緒に家までつれていってあげて。
ドラマや映画にありそうなストーリー。
だが冷徹なマサヒコなら即答で「そんなばあさん放っておけ」と言いそうだ。
いや、絶対言う。
くそ!どれも通用しなさそうじゃないか!
そうぶつぶつ言いながら下へスクロールしていくと、なんと衝撃的な一言が。
くそ!今までの時間を返せ!
結局この後マサヒコに鬼のように怒られた後、1週間1時間前の出社を義務付けられました。
みんなも下手な言い訳をするのはやめて、素直に謝る姿勢を心掛けよう。
Writing by Y.sato of cadot
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