悪徳リフォーム業者
悪徳太陽光発電業者
悪徳床下業者
街中には、こういったたくさんの悪徳業者が存在しているそうです。
いかにも見た目は”健全真面目”を見せかける業者達は、まさに詐欺集団。
寧ろ「健全な会社に見せる事に日々注力を注いでいるため、素人目では見抜けない」と、男性は語ります。
悪徳業者は、”訪問販売”というセールス手法で飛び込み営業を行っているのだとか。
中には、テレフォンアポイントを取ってから「あたかも業務を引き継いだ」かのように見せかけて訪問する形態もあるそうです。
しかし、このテレフォンアポイント業務を行っている点でも一つ疑問が生じます。
それは、「どの様にして個人情報でもある電話番号を入手しているのか」
ここに恐ろしいカラクリがあったのです…。
元悪徳リフォーム業者社員が語った、卑劣過ぎる詐欺集団の実態とは…
・「名簿」と言われる顧客の個人情報入手経路とその乱用
そもそも、この顧客情報は売られています。
「名簿屋」というバイヤー的な存在がいる事は勿論、元々リフォーム会社を経営していた経営者が顧客情報を転売したりする事でどんどん顧客情報は流出をしていきます。
相場は、一件辺り20円~50円で、高額な物(良質な名簿)になると、一件辺り100~200円で売買される事もあるのだとか。
この良質な名簿とは、所謂契約をしやすい顧客や直近で何かしらのリフォーム工事を何度も繰り返している顧客を指すそうです。
大工、工務店と、様々な業者の名簿が存在するそうです。
・「◯◯社から引き継ぎました」と架空の話をでっちあげる
顧客情報を手に入れた悪徳業者は、それをひたすら”回し”続けます。
これは、何度もしつこく電話を掛け続ける行為。
断られても決して引き下がらず、そしてまた掛けるの繰り返し。
何とか訪問の約束をこじつけようとするそうです。
「◯◯から引き継いだので、点検にお伺いします」と、その名簿の出所業者の名前を出して、あたかも自社が業務を引き継いだかのようなでっち上げで話を展開させ、消費者を信用させるのだとか。
・住宅の専門家というよりは、”営業の専門家集団”へと教育される
毎朝出勤して最初に行う事が、”ロープレ”と言われる模擬営業訓練。
徹底的に物を売る為のノウハウを叩き込まれるそうです。
専門用語で「落とし込む」という言葉が飛び交い、これは”契約を決意させるための決定的な要因を顧客に突きつける”という事。
住宅の知識を向上すると言うよりは、完全にモノを売りつけるための”営業集団”として教育させられるそうです。
・売れなければ深夜まで上司に罵倒され、暴力をふるわれる事も
彼達営業マンには、「月次ノルマ」というものが課せられているそう。
このノルマが、何ともハードなのだとか。
必達ノルマという、最低ボーダーラインを敷かれ、それを切った社員は時に給料をもらえない程。
労働基準法などは皆無に等しい現状だったそうです。
売れない社員は夜中まで上司or社長に罵倒され、時には暴力までも振るわれると。
・ノルマ制で基本給はほぼ皆無
先に述べたように、彼達は基本的にフルコミッション制で雇われているため、インセンティブが報酬の大半を占めるそうです。
売上を出さない社員は、「給料泥棒!」と激しく責めたたれ、材料費を自負担させられるだけでなく、給料がマイナスになる事もあるのだとか。
何とも酷い労働条件ですね。
・点検商法の実態「作業員に扮しているが、それは服装だけ」
消費者が騙される一つの要因に、営業マンではなく、訪問者を”作業員””専門家”と錯覚するからだと言います。
それもそのはず。
訪問する営業マンは、スーツやネクタイを締めているわけではなく、作業着や大工に扮した格好で訪れるそうです。
あくまで、会社から指示されるのは「お客を錯覚させる事」なのだとか…
・何も問題の無い箇所に”問題を作る”『何も無いなら壊せ!』
まさしく、詐欺。
「何も提案する内容が無いなら、提案する要素を作れ」
「どこも直す箇所が無いなら、壊せ」
こう指示されていたそうです。
この男性は、実際に、上司が行っていた悪行を見て唖然としたそうです。
床下のどこも劣化していない健全な配管を足で蹴り、破損。
その上で「配管が壊れているので、このまま放置すると水漏れが起こって床下環境が悪化しますよ」と脅し、契約を迫り250万円のユニットバス交換工事を締結。
他には、ペットボトルや霧吹きを使って「水漏れしてる!」と偽装したり、屋根の上で瓦を踏み破り、「水漏れする」と煽るそうです。
・法外な見積もり金額(原価に65%〜80%以上を上乗せ)
一般的な施行金額や、市場価格とは掛け離れた金額で契約させ、大幅な利益を得るのも悪徳業者の特徴だと言います。
通常の金額ではあり得ない金額でも、消費者は基本価格を知らない人が多かったり、高齢者のために知らずに契約をしてしまう人が多いのです。
悪徳業者は、そんなウィークポイントを突いてきます。
この男性の勤めていた会社では原価に65%以上の利益を乗せるのが最低ライン。
もし、このボーダーを切った場合は報酬に反映されないのだとか。
・床下関連商材はボロ儲け!?利益率90%以上!
最も有名な”シロアリ消毒”や、床下関連の商品等は、なんと利益率90%以上を叩き出す程だと。
ようは、10万円の契約にかかる原価は1万円にも満たないという事ですね。
高齢者から高額な施行契約を受注し、経営陣は至福を肥やしているという許し難い現状に驚愕しますね。
・工事内容の7割程度の施行内容しかしない。
ほとんどの工事は自社施行で出来る程、何とも簡易的な工事が多いのだとか。
そんな施行内容でも法外な契約金額を締結するというから驚きですね。
実際、施行時間が1時間程度で終わって床下で昼寝をしている社員も多くいたそう。
あまりにも早く工事が完工してしまうと、契約金額と見合わないため、キャンセルに繋がるのを防ぐために時間稼ぎをするのだとか。
何とも酷い話です。
・次々販売と言われる手法で、一度契約をした客を骨の髄までしゃぶり尽くす
悪徳業者は、一度目を付けた顧客を決して離しません。
文字通り、骨の髄までしゃぶり尽くすそうです。
高額契約出来る顧客を「上客」と呼びますが、この上客を捕まえると、顧客の現金が底をつくまで契約を繰り返し、絞り取ります。
次々販売と言われ、法律上でも違法なこの契約ですが、悪徳業者はそんな事お構いなし。
「追加契約」と呼ばれる手段で、延々と契約締結を迫ってきます。
・アフター点検と口実をつけ、何度も訪問し契約を迫る
一度工事をしたお客は「顧客」
その”一度工事をした”事をいい事に、「アフター点検」を口実とし、何度も訪問。
前回工事した箇所を点検している”フリ”をしながら、さらに新たな不具合箇所を指摘提案する。
営業マンは、この流れを繰り返しひたすら日々顧客を回り続けます。
・高齢者をいい事に、通帳の残高を確認して底を尽きるまで吸い上げる
この男性が勤めていた会社では、客の通帳の残高を把握している営業マンもいたそうです。
高齢者が一気に高額を引き出すと、行員に怪しまれるため、一緒に銀行へ付いて行き、息子のフリをする社員までいたと言うから巧妙ですね。
・地方高齢化が深刻化する中、若者離れが進む事で詐欺集団は”そこを狙う”!
若い世代の地方離れが進む事で、高齢者が地方に残される事が多くなっている昨今、まさしく悪徳業者はそこを狙っています。
今一度、地方に住む親族に注意を促す事で、被害を未然に防ぎましょう。
被害に遭われた方や、そういった電話がしつこく掛かって来る方は、各地に設置されている消費者センターへご相談される事をお勧めします。
《消費者センターホットライン》
Writing by Takafumi Maeda of cadot
画像引用元:http://nikkan-spa.jp
毎日あなたにお届けします。
【あなたのストーリーを広めませんか?】
Cadot-カド-では、読者様の心暖まる話や心に響く感動話を募集しています。
Cadot-カド-で取り上げて欲しい話がありましたら、こちらまでメールをお願いいたします☆
※採用された場合、公開前に記事内容の確認のメールを差し上げます。
また、全ての話を採用する訳では御座いません。予めご了承くださいませ。
【本記事の無断転載について】
本記事は、読者からの寄稿または取材を元に弊社専属ライター及び弊社契約ライターが作成した記事になり、記事の著作権は弊社のみに帰属します。
キュレーションサイト、バイラルメディア、まとめサイト、ニュースサイト、ブログなどへの本記事コンテンツの無断での部分引用・全文引用・流用・複写・転載について固く禁じます。
無断掲載が確認された場合、法人・個人問わず弊社が別途定める掲載費用をお支払いいただくことに同意されたものとします。
※著作権法に定められる一般的な「引用の目的上正当な範囲」(参考リンク先『審友会』引用説明1~4における全ての条件を満たす範囲)での一部引用については、この限りではありません。