ある夫婦のお話です。
「息子が財布からお金を抜き取っている」ことに気がついた夫婦。
いくら入っているかを確認し、あえて財布と息子を置いて外出し、戻ってきて財布の中身を確認するとお金が減っていたそうです。
夫婦から見れば、とても難しく重たい問題。
当然悪いことをしているために、注意しなければなりません。
しかし、どうやって伝えればいいのか・・・
この会議は2時間にも及んだそうです。
そして、作戦実行をする日、家族3人でショッピングセンターに行きました。
なぜなら、ここ最近ショッピングセンターへ買い物に行く日は必ず財布からお金が減っていたそうです。
いつもの場所に財布を置いて、リビングで談笑する夫婦。
しばらくして財布を見ると、いつものようにお金が減っていました。
それを確認した夫婦は、子供を外へと連れ出します。
そして、ショッピングセンターで買い物をし、会計をするときのことでした。
「あ、お金がたりないすいません。どうしようこれとこれ、やめます・・・」
と、店員に申し訳なさそうに、いつも父親が買っていた大好きなお菓子とビールを諦めたそうです。
夫婦の行った作戦はこれだけ。
この作戦が効いたのか、その日からピタッと財布の中のお金が減ることはなくなりました。
無くなっていたお金はどこで使っていたのかという疑問もありますが、「ちゃんと叱ってあげない」ことに対し、疑問を覚えた友人は、その作戦を行った理由について聞いたそうです。
すると、夫婦は想像を超える回答をしたのです。