こちらが70年間、一度も人の踏み入れることのなかった部屋です。
部屋を開けると、そこには70年前にタイムスリップしたかと思う空間が広がっていたのです。
この部屋の借り主だったのは、かつて女優として活躍したマルト・デ・フロリアンさんだったそうです。
第二次世界大戦勃発後、ナチスの侵攻によってフランスがドイツに降伏すると、街ではドイツ兵が市民を監視し、あちらこちらにハーケンクロイツの旗がかけられるようになった。食うや食わざるやの時代、配給制となったパリの食料事情も厳しくなり、猫のスープからカラス料理まで登場したという。そんな戦火から逃れるためにフロリアンさんはパリを捨て南仏へと移住したが、思い出のたくさん詰まったパリの部屋だけはどうしても手
放すことができず、70年もの間、亡くなるまで家賃を払い続けたそうだ。引用:excite.co.jp
戦争のさなかどうしてもこの部屋を出なくてはならなくなったフロリアンさん。
しかし思い出のたくさん詰まったこの部屋をどうしても手放すことができなかったのだそうです。
部屋の中には、数々のアンティーク家具、化粧品、鏡、香水、本、絵画…
当時のパリジェンヌの生活がそのまま残されたままの部屋でした。