そして、その中でも最も目を引くものがありました。
ピンクのイブニングドレスを着てソファーに座る女性、24歳の時のフロリアンさん自身の肖像画。
とても美しく、引き込まれるような感覚になりますね・・・
なんと、この絵を描いた人はとんでもない人だったのです。
絵を描いたのはジョヴァンニ・ボルディーニ氏
同行していた鑑定士が一目で「これはとんでもない発見に違いない、あのボルディーニの未発表作だ!」というほど美術的に価値あるものだったのだ。ジョヴァンニ・ボルディーニは、イタリアの印象派画家で、ベル・エポック時代のフランス・パリ社交界の肖像画家として時代を代表する画家である。引用:excite.co.jp
フロリアンさんがこの部屋を引き払えなかった訳とは、ボルディーニ氏との素敵な思い出が詰まっていたからだったのです。
70年の時を超えて当時のフロリアンさんの大切な思い出がよみがえり、遺族の方々も胸がいっぱいになったことでしょう。
この肖像画は、オークションにかけられ、210万ユーロ(日本円にして約2.6億円)で落札されました。
異例の高値で取引されたということで、これはボルディーニの作品の中で最も高額な作品となり、それだけ人々の心に響いた作品であったことが伺えますね!
Writing by S.Shingo of cadot
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