長年通勤で電車を使用していますが、実際に痴漢の現場に遭遇することは初めてで、とても驚きました。
手を掴まれた中年男性。
「あー、人生終わったな・・・
御愁傷様」
私は心の中でそう呟きながらも、この男のゆく顛末を見守ります。
しかし、この中年男性は、
「私じゃない!!!」
と冤罪を主張します。
「この期に及んで見苦しい・・・」
誰もかそう思ったでしょう。
中年男性は必死に抵抗し、ひたすら無罪を主張。
あまりの往生際の悪さに、隣にいた30代ぐらいの男性が、
「みっともない!罪を認めろ!」
と男性を腕をガッチリ掴んで逃げられないように拘束したのです。
満員電車なため逃げることもままならず、中年男性は諦めたかのようにグッタリしてしまいました。
誰もが中年男性に冷ややかな視線が送る中、ある人物が言葉を発しました。