夕食はソーセージとフライドポテト。
朝食や昼食はというと、トースト、クリスプサンドイッチ(ポテトチップスを挟んだサンドイッチ)もしくはソーセージロール(パイ生地にソーセージを挟んだもの)のみを食べているのだとか。
そんな食生活を強いられているダニエルさんは外食もままなりません。
そして、この食生活が原因で、前のパートナーにも別れを告げられてしまったそうです
ダニエルさんは現状を深刻に考え、改善の一歩を踏み出そうとしていました。
現在、別れたパートナーのもとに5歳の娘さんと、3歳の息子さんを持つダニエルさん。
問題の解決に向け、なんとか頭をひねって偏食の始まった原因を思い出そうとしますが、それは謎のままなのだそうです。
彼の症状にはSelective Eating Disorder (SED)という病名が与えられていて、現在、ロンドンで見つけた専門家のもとで治療を開始しています。
1回のセッション約4万円と、決して安くはありませんが、この病気を乗り越えるために懸命に貯蓄を続けている最中だそうです。
ダニエルさんは、
「自分だけのためじゃなくて、家族のためにも、この状況をなんとかしたいんだ」
「みんなは“えり好みが激しい”ともいうけれど、実際にはほかのものを食べようとしてきたんだ。鶏肉を食べようとした時なんて、口に近づけただけで気持ちが悪くなってきて。鼻をつまんで試してみたけれど、今度は考えるだけでも気持ち悪くなってしまったんだ」
と語っています。
みなさんもそれぞれ大好物があると思いますが、毎日食べ続けていると飽きてしまうと思います。
ダニエルさんも同じで、ソーセージとフライドポテトを毎晩食べ続けていますが、今ではもう飽きてしまっています。
これがどれだけ辛いものか、皆さんも想像できるのではないでしょうか。
食生活だけを見れば「怠け者」と捉えがちですが、ダニエルさんはSEDという病気の症状と闘っています。
嫌いなものと向き合うというのは簡単なことではありません。
しかし、家族のために行動しているダニエルさんはきっと病気を乗り越えることができるでしょう。
いつか、ダニエルさんが通常の食事ができるようになることを願っています!
Writing by S.Shingo of cadot
出典:express.co.uk、Dad-of-two begging for cure after only eating sausage and chips for 22 YEARS
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