すると、雨宿りの人々の目の間を、雨に濡れながら走る女性が横切ります。
娘は母親に雨の中を走ろうとせがみますが、母親は拒否します。
そして、娘は母親にこう問いかけたのです。
「だって今朝ママはこう言ったでしょ?」
「パパの病気が乗り越えられたなら、どんなことだって乗り越えられるはず。」って
周りで聞いていた人々に沈黙が走ります。
雨空を見上げ、雨と涙に濡れる母親。
しばらくし、
「そうね、走りましょう!洗い流さなきゃいけなかったかもしれないものね」
こう話し、娘の手を引いて雨の中を走り去る親子。
この重々しい会話から、父親が病気と闘っていることを感じ取った人々。
病気に打ち勝てたらなんでもできる。
その言葉を聞いた人々は、次から次へと雨の中を走り出します。
清々しい笑顔ですね。
一歩踏み出して乗り越えられたら、もっと大きなことだってきっと乗り越えられるかもしれない。
というメッセージが込められた映像は、多くの人の心を打ち、大絶賛されることに。
母の答えは、この小さな少女にとってこれから一生大切な宝物になることでしょう。
このポジティブな考えをし、立ち止まらず走る。
その教訓は雨宿りを通して少女の心に深く刻まれたのではないでしょうか。
Writing by S.Shingo of cadot
出典:Light Rain
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