食事中、食べずにジっと私の顔を見つめる息子を怒ると…「お父さん、そんな事より、、」と意味深な事を言い出した

2016.07.10 topics

th_sun

 

 

 
「お父さん…そんなことより、、顔色が変だよ。」
 

 
息子の言葉に私は意表を突かれ、少し動揺しました。
 

 
「え、お父さんの顔色が変なのか?」
 

 

 

 
「うん、いつもと違う…お医者さん行った方がいいよ。」
 

 
息子にそんなこと言われるとは思ってもみなかったので、念のためにと思い翌日さっそく病院へと検査に行き驚きの事実が発覚しました。
 
 

 
「急性肝炎ですね。最近体がだるかったり、食欲がなかったといった症状はなかったですか?」
 

 
 
言われてみれば気だるさはありましたが、ただ仕事の疲れが溜まっているだけだと思っていました。
 
そのまま入院をして、幸い症状がそれ以上ひどくなることもなく1ヶ月ほどで退院することが出来ました。
 
いつもは叱ってばかりいる息子に助けられるとは…この時ばかりは息子に素直にありがとうと伝えました。
 
肝炎になると黄疸が表れ顔の皮膚の色が少し黄色みがかってくるのですが、私の場合は本当にわずかな変化だったので、自分で見てもほとんど分からない程度でした。
 
その変化に気付く息子は、それだけ親の顔色を普段からうかがっているということでしょうか…
 
退院して驚いたのですが、息子は野菜を残さなくなっていました。
 
「すごいなー、キレイに食べれるようになったな!」と言ったら息子からこんな一言が返ってきました。
 
 

 
「お父さん、困らせるとまた病気になっちゃうからね。」
 

 
子供は親の知らない間に成長するものですね。
 


Writing by Y.sato of cadot


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