自閉症に酷く悩む9歳の少年。彼を救ったのは”禁固48年の殺人犯”とチョコレート色の大親友だった

2016.07.11 topics

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クリスさんは、このプラグラムに一生懸命取り組んでおり、自閉症について学んで得た知識をもとに、自閉症の子ども達にあった犬のトレーニングを考案。
 
自閉症の子ども達向けのコンパニオン・ドッグの育成というのは、まだあまり存在しておらず、刑務所内のトレーニングセンターでも、耳や目の不自由な人のためのコンパニオンドッグのトレーニングが主に行われていました。
 
クリスさんはそこで、自閉症の人向けのコンパニオンドッグのトレーニングを開始したのです。
 
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刑務所に出向いて殺人犯に会うなんて・・・
 
初めは乗り気ではありませんでしたが、初日のセッションで、ザックくんはこのチョコレート色の犬が、自分にとって良き相棒であることをすぐに感じとったと語ります。
 
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犬の名前はクライド。
 
クリスさんがクライドに教えたのは、パニック症状を感知する方法でした。
ザックくんの心拍数が上がるのを感じたら、クライドは側に寄ってきて彼の気をそらす仕草をする。
これによってパニックを防ぐ、という仕組みです
 
ザックくんはその後、数回に渡って刑務所にいるクリスさんを訪ね、クライドとのトレーニングを行いました。
 
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その結果、ザックくんは、
 

 
「僕のパニック症状は70%くらい減ったと思う。
近頃はリラックスしてることが多くて、学校で友達もできた。
今までは、友達なんて全くできなかったのにね。」
 

 
と語ります。
 
ザックくんの症状はすぐに驚くような改善を見せたのでした。

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