ケガをした小鹿を保護した男性。後に野生に返そうとするも離れず。やがて小鹿を迎えに来たのは・・・

2016.08.19 topics

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こうしてダリウスさんは子鹿を野生へ戻そうと決心し、遠く離れた敷地で小鹿を野に放ちました。
 
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しかし、子鹿は何度野生に返されても、ダリウスさんのもとへと戻ってくるのです。
 
親代わりだったダリウスさんは、子鹿にとってかけがえのない存在。
 
それでもダリウスさんは心を鬼にし、子鹿を野生に返し続けました。
  
すると子鹿の前に一匹の鹿が現われたのです。
 
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それは、子鹿を置き去りにしたはずの母鹿。
元気になった我が子を迎えに来てくれたようです。
  
そうして、子鹿は母鹿に連れられて、野生へと返って行きました。
  
「元気でね」と呟きながらダリウスさんは去っていく子鹿を見送りました。
 
一度捨てられてしまった小鹿は無事に自然に帰ることができたようです。
はじめに、母鹿は何を思って小鹿を置いて行ってしまったのかはわかりません。
 
しかし、その結果、ダリウスさんという人間の親に出会うことのできた小鹿は、不幸であったとも言い難いのではないでしょうか。
 
きっと、大きくなってもダリウスさんから受けた愛情は忘れることはないでしょう。
 
自然の中でも小鹿はすくすくと元気に育って欲しいものです。

 

 


Writing by S.Shingo of cadot


出典:Baby deer rescue and release


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