このポーチは有名デザイナーが手掛けたものでもなければ、高価な宝石をあしらったものでもありません。
日本円にすると1000円前後で売られているポーチで、デザインしたのは19歳のシー・トー・シェン・ジエさん。
シンガポールで唯一の「自閉症の子どもたちのための学校」に通う生徒がデザインしたポーチだったのです。
ホー・チン夫人は、シンガポールの自閉症療育センターが主催するイベントでこのポーチを購入していたのです。
ホー・チン夫人は、ポーチを持っていくことによって自国の「自閉症療育センターの活動をアピールした」とも言われてますが、結果的にポーチは多くの人から注目を集めるようになったのです。
シー・トーさんも、そのご両親も、ホー・チン夫人がホワイトハウス訪問時に自らがデザインしたポーチを持参したことに関して
とコメントしています。
そして、注目が集まった青色のポーチは品切れ状態になり、現在数ヶ月待ちの状態になるほど反響を得ることとなったのです。
ホワイトハウス訪問という晴れの舞台で、あえて高価なバッグではなく、作り手の想いが込められたポーチを携帯したホー・チン夫人。
「公式の場にふさわしくない」とまで言われたホー・チン夫人は、このポーチの真実を知った人々から「スマートで知的な振る舞いだ」と称賛されています。
Writing by S.Shingo of cadot
出典:Meet Sheng Jie, the student who created Ho Ching’s denim dino pouch
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