広大な自然が広がる南の国オーストラリア。
オーストラリアに住む80%以上はヨーロッパの白人であり、約12%はアジア人、約2%がアボリジニと言われています。
歴史を辿ると1788年にイギリス人開拓者が訪れる以前は、オーストラリアには多くの先住民アボリジニが暮らしていましたが、土地を奪われ、迫害され、虐殺をされるという悲しい歴史を経て、現在のヨーロッパ系の白人が人種の大半を占める人種比率となりました。
そして、住む場所を奪われ追いやられた形となったアボリジニは、表向きには2008年の議会で政府から公的な謝罪を初めて受けて、少しは待遇が改善されように思われています。
しかし、深い部分で長年続いたアボリジニへの偏見の目はなかなか改善されることはなく依然として人種差別は存在しています。
そんななかカフェでのある出来事が話題に。
お昼時、カフェで友人と食事をしていたというジャレッド・ウォールさん。彼らの隣に初老の女性2人組が座り、会話を始めたそうなのですが、その内容はジャレッドさんにとって無視できるものではありませんでした。
「アボリジニって、嫌よね!」
そう、女性2人組の会話はアボリジニへの差別的な内容でした。
食事を終えたジャレッドさんは席を立ち女性二人組のもとへ。
一触即発の事態!? 緊張感が走るなか2人がとった行動とは…