「にこにこぷん」のキャラクターが”複雑な家庭環境”という設定のワケ

2016.09.22 topics

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実はこれ、見ている子どもたちの家庭環境は様々だろうと考えたスタッフが、あえて主人公たちが母親と一緒にいる状況を作らないでおこうと考えた子供たちへの配慮だったのです。
 

 
『おかあさんといっしょ』という番組を、おかあさんといっしょに見られない子もいっぱいいるんですね。
働きに出ているとか、亡くなられたとか、離婚したりとか、多いと思うんですよ。
 
ただ、母親という存在、おかあさん、ママという言葉を聞いた時の子どもたちの安心感というものは描くようにしています。
じゃじゃまるは字なんか読めなくても生きていけるんだと自信を持っている。
 
ぴっころは空を飛ぶ最初のペンギンになろうとしているし、ぽろりも泣き虫を克服しようとしている。
そんなキャラクターたちを通して、みんな仲間になろう、というメッセージを子どもたちに伝えた。
 

 
両親がいて何不自由なく番組を観ていた人は何も感じないかもしれませんが、同じような家庭環境で育った子供たちにはしっかりその想いは伝わっているのではないでしょうか。
 
この番組で育った人たちは今ではもうすっかりいい大人。当時を振り返ってみてどんな気持ちになるのでしょうか。
 
こういった思いやりの心がこれからも引き継がれていってほしいですね。
 


Writing by Y.sato of cadot


出典:wikipedia


画像引用元:mamari.jp


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