男性は困っているクローリーさんに、
と、尋ねたそうです。
しかし、見知らぬ男性からのそんな申し出に「お願いします」とは答えられません。
とはいえ、暗証番号は全く思い出せません。
その様子を見た男性は、
「大丈夫です、僕が代わりに払いますよ」
もう一度暗証番号の入力をミスしてしまえば、カードはロックされてしまい使えなくなってしまいます。
クローリーさんは悩みましたが親切な男性の申し出を受けることにします。
「お金は必ずお返ししますので、あなたの電話番号を教えてください」
すると、黒人男性はニコッと笑ってクローリーさんの支払いを済ませ、レシートにささっと何かを書いて手渡して来ました。
そして、一言、
一瞬の出来事にクローリーさんはあっけにとられてしまったそうです。
そして、渡されたレシートを見てみると、
レシートにはジョンという名前は書いてありましたが、電話番号は書いてありませんでした。
仕事に向かう間も、きちんとしたお礼もできなかったことを悔やんでいたというクローリーさん。
そして、ジョンさんと名乗る男性と一緒にセルフィを撮ったことを思い出し、今回の出来事を自身のFacebookに写真を掲載しました。
このジョンさんが誰なのか、まだ分かってはいないそうです。
しかし寄せられた情報では、「アメリカNHLのプロのホッケー選手ではないか」とも言われています。
このジョンさんがレシートに書いた「pass it on」は「私が支払います」という意味のほかに「親切をつなげよう」という意味合いもあります。
ジョンさんがどちらの意味で書いたのかは分かりません。
しかし、クローリーさんは後者の意味と捉え、「もしガソリンスタンドで支払いに困っている人がいたら、今度は僕が肩代わりをするよ」と語っているそうです。
ジョンさんは「困っている人がいたから助けた」という軽い気持ちかもしれません。
しかし、お金の絡む親切は簡単にできることではありません。
それを快く行ったジョンさんの行動は称賛に値するのではないでしょうか。
そして、この親切が輪となり、人に親切にすることが当たり前になれば、誰もか親切心に溢れた人間になれるかもしれませんね。
Writing by S.Shingo of cadot
出典:Facebook
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