シェルターから犬を引き取るためにかかる費用は120ドル(約1万3千円)。
ウィルマさんはパトリックさんと話しをし、彼の人柄や事情などを理解した上で助けてあげることを決意。
ウィルマさんは手持ちのお金では足りなかったため、友人にも協力を求め、お金を用意してシェルターに向かうことに。
そして、パトリックさんとフランクリンは無事に再会することができました。
シェルターから出てきたフランクリンは怯えて震えていたそうです。
そしてパトリックさんは、再会した瞬間、目に涙を浮かべて喜んでいました。
その姿を見たウィルマさんは、パトリックさんがどれだけ犬を大切にしていたかが伝わり、自分の行動は正しかったと確信したそうです。
パトリックさんのリュックの中身は、犬の食器とおもちゃが入っており、自分の食事よりも先に犬が食べるのを見守ってから自分も食事をするそうです。
そんなパトリックさんを見たウィルマさんはこのように述べています。
もし私にもっとお金があったら、彼らに一週間くらい過ごせる部屋を提供してあげたかった。
私ができることはパトリックにフランクリンを返し、彼らに神様のご加護がありますようにと祈ることだけだった。
パトリックさんはウィルマさんに、彼が持っていた少しのお金を受け取ってほしいと申し出たそうですが、ウィルマさんはそれを受け取りませんでした。
この出来事をキッカケに、ウィルマさんはパトリックさんとフランクリンのために寄付金を募ることに。
すると多くの賛同者が現れ、まもなく1万9千ドル(約200万円)に達するそうです。
奇跡の出会いから、愛犬を取り返し、再出発資金までも得ることのできたパトリックさん。
彼の純情な思いがウィルマさんに届き、多くの人を感動させました。
再出発は簡単なことではありませんが、愛犬と共に末長く元気に暮らしてほしいものです。
Writing by S.Shingo of cadot
出典:Facebook
あなたにお届けします。
【あなたの「旬」な話を募集しています】
Cadot-カド-では、読者様の実際に体験した話や知っている裏話などを募集しています。
Cadot-カド-で取り上げて欲しい話がありましたら、こちらまでメールをお願いいたします。
※採用された場合、公開前に記事内容の確認のメールを差し上げます。
また、全ての話を採用する訳では御座いません。予めご了承くださいませ。