ロサンゼルスにあるアニマルシェルターに収容されていた、とあるワンコ。
そのコは「メリル」という名前のピットブルという犬種でした。
このピットブルという犬種、日本ではあまり馴染みがないかもしれませんが、ロサンゼルスでは大変多い犬種だそうです。
バックヤードブリーダーという闇で闘犬用に販売する業者が乱繁殖させたことで、ピットブルは一時期爆発的に増加。
その結果、行き場のなくなってしまったコたちはシェルターに収容されることが後を絶たないのだといいます。
メリルもそうして行くあてもなくシェルターに保護された気の毒なコだったのですが、幸いにも新しい引き取り手が彼女を預かると名乗り出てくれました。
これで温かいおウチで元気に暮らしていけるはずだったのですが…。
メリルは施設を離れることを頑なに嫌がります。
「絶対にここを離れない!」
メリルはまるでそう言っているように、シェルターの外へ出ようとしません。
優しい引き取り手が見つかり、これから幸せな日々が待っているはず…だったのに。
一体、なぜそこまで彼女は引き取られるのを拒んだのでしょう。
実はそこには、とても心温まるエピソードが隠されていました。