先月25日、タイのElephant Nature Park(エレファントネイチャーパーク)に一頭のゾウの赤ちゃんがやってきました。
エレファントネイチャーパークは、タイ北部のチャンマイにある、1990年代に設立されたゾウの救済保護・リハビリセンターです。
ゾウの救助センターであり、またゾウのための聖域であることを掲げている施設です。
そこに5月25日、1歳9ヶ月の赤ちゃんゾウが新入りとして入りました。
赤ちゃんゾウの名前はDok Gaew(ドクゲーオ)、生後4ヶ月で母親を失くし、ゾウ養育の専門施設に保護されていました。
母親が必要な時期に孤児となってしまったドクゲーオですが、幸いすくすくと成長し、この度このネイチャーパークの一員として加わることとなりました。
さて、今話題となっているのは、そのネイチャーパークに元からいたゾウたちの反応です。
人間世界でもそうですが、既に関係が出来上がっている場に1人新しく入るというのは微妙な空気になりますよね。
入る側にも勇気がいりますが、元からいた側も新入りという名の異分子にどう接して良いか分からなかったり、仲間意識に欠けてしまったり。
ドクゲーオがネイチャーパークに来たその日、ゾウたちは驚きの行動に出たのです。