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学校にいるはずの時間帯に駅売店へ入って行く女子高生4人組。
明らかに学校をサボっている様子だったので注意をしようと後を追うと、売店内で松葉杖をしている男性に接触し、倒してしまいました。
 
そして一言、
 

 
邪魔なんだけど。
その松葉杖邪魔なんだから、もっと端っこ歩いてくんない。
 

 

酷い言葉を浴びせ、その姿を見ながら笑っているのです。
私が、その男性に駆け寄ろうと店内へ入ると、私よりも先に売店の男性店員さんが松葉杖の男性に駆け寄って抱き起こしてくれたのです。
 
店員さんが頑張って男性を抱き起こし、「大丈夫ですか?」と話し掛けると、それを見ていた女子高生4人組が二人に向かってまたもや酷い言葉を。

 

 
何なのあんた。
この店の店員のクセに、接触した私達にも心配の一言はないの?
 
差別してんじゃねーよ。
オタク男!
 

 

この男性店員が少しひ弱な印象で暗い感じの見た目だった事もあり、この女子高生達は男性店員に向かって「オタク」とまで侮辱する様な言葉を言い放ったのです。
 
すると、この男性店員はあざ笑う女子高生4人に向かって立ち向かい、冷めた口調で言い返しました。
 

 

 
差別と言われてもいいですよ。
 
この僕の行動が差別というのなら、差別バンザイです。
 
それに、あなた方のようなお客さん4人分より、僕はこのお客さん1人や思い遣りを大事にしたいと思うので。
アルバイトなのでそんな権限ないですけど、不満でしたらどうぞお店から出て行って下さい。
 
それと、僕は実際にオタクですので、オタクと言われても何ら問題ありません。
 

 
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こう冷めた口調で女子高生達に向かって堂々と言い返したのです。
まさかのこの男性店員の反論と勇ましさに、女子高生は少し呆気にとられていましたが、嫌みを言いながら売店を出て行きました。
 
この男性店員の取った行動は、接客業やお店で働いているアルバイトとしての対応として正しかったかは分かりません。
しかし、この男性店員の反論した言葉は何よりも人としての思い遣りや何が大事なのかを尊重した意味深いメッセージが込められているような気もしました。
 

お店にとって、自分にとって、一体何が一番大事で一番尊重するべきなのか。
一瞬の判断を迫られる事もあるかもしれませんが、自分の本心を大事にしたいものですね。
 
あなたは、この男性店員の反論をどう思いますか?

 


Writing by I.K


画像引用元:http://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/c/conton/20000117/20000117015139.jpg


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